戸建とマンションどうやって決める? ~メリット・デメリット解説~

住宅購入を検討し始めると、最初に出てくるのが「戸建がいいか?マンションがいいか?」という問題ですね。

もちろんどちらが正解ということはなく、自分のライフスタイルに最適な住まいを見つける必要があります。とは言っても、果たしてどんなところを検討したらよいのか悩んでしまいますよね。
今回のコラムでは、戸建・マンションそれぞれの特性を比較してみます。読みながら自分が大事にするポイントはどこなのか、検討してみてくださいね。

目次

  1. マンションのメリット
  2. マンションのデメリット
  3. 一戸建てのメリット
  4. 一戸建てのデメリット
  5. まとめ

マンションのメリット

  1. 立地の良さ
    マンションは都市部や交通の便が良い場所にあることが多く、「通勤時間を短くしたい」「生活が便利な方がよい」という方には向いています。
    高齢になってマンションに住み替える人が多いのは、都市部の方が病院がたくさんあることや、自分で車を運転しなくても公共交通機関で移動できるというメリットがあるからです。
  2. セキュリティ面
    オートロックや防犯カメラなどの設備が整っている場合が多く、セキュリティ面では安心です。24時間管理人常駐、なんていう物件もあります。
    また、各住戸の鍵自体もディンプルキーなど防犯性の高いものが備わっていることが多いです。
  3. 維持管理の手間が少ない
    共用部分の管理や清掃は管理会社が行うため、自分で手入れする必要が少なくなります。戸建であれば家の外装や庭と駐車場のお手入れ、塀やフェンスなどの管理も必要になります。
    また、マンションによっては24時間いつでもゴミを出せる物件もあります。
  4. 共用施設の利用
    フィットネスジムやパーティールーム、ラウンジなどの共用施設を利用できる場合があります。住居スペースはコンパクトに管理しやすく、お客様が来た際には共用スペースを利用するという使い分けもできます。

マンションのデメリット

  1. 管理費と修繕積立金
    毎月の管理費や修繕積立金が決まっており、年数を経るごとに負担は多くなります。戸建であれば、修繕の有無は自分で選ぶことが出来ますが、マンションの場合は管理組合で決定されるため思いがけない費用発生の可能性も捨てきれません。
  2. プライバシーの制約
    隣接する住戸が多いため、騒音やプライバシーの問題が発生することがあります。マンションは上や隣からの音を完全にシャットアウトすることはできません。
    特に新築マンションでは、近隣の住民がわからない状態で購入を決める必要がありますので、住み始めてみたらお隣の騒音が気になる…なんてことも。分譲マンションでは近所の方とも長いお付き合いになるため、多少リスクがあると考えられます。
  3. リフォームの制約
    住み続けて故障や劣化が発生した場合でも、大規模なリフォームや改築が難しく、管理組合の承認が必要な場合が多くなります。
    また、マンション全体での大規模修繕に向けて、毎月の修繕積立費がかかってきます。

一戸建てのメリット

  1. プライバシーが守られる
    マンションに比べて直接隣接する住戸がなく、プライバシーが保たれやすいという利点があります。近隣の住宅のつくりにもよりますが、壁や天井を伝って音が響くことや、ベランダから隣の家が見えてしまう…などという可能性も少ないと言えます。
    また、子供が小さいうちなどは、近隣への騒音を気にし過ぎず遊ばせられるという点も魅力ですね。
  2. 自由なリフォームができる
    自分の家なので、自由にリフォームや改築ができます。
    生活スタイルや家族構成の変化に合わせて増改築をしたり、好みに合わせてテイストを変えたリフォームなども好きなタイミングで行うことが可能です。
  3. 庭や駐車スペースがある
    庭や駐車スペースがある物件も選べるため、ガーデニングや車の所有がしやすくなります。マンションとなると車を持っている場合、駐車場代が毎月かかるなど費用面でも上乗せになる場合があります。

一戸建てのデメリット

  1. 立地の制約
    都市部は土地が高額なため、予算によっては必然的に郊外や地方も選択肢に入れる必要が出てきます。オフィスへの出勤が必要な方などは、毎日の通勤時間が長くなることはある程度許容する必要があるでしょう。また、普段の移動手段として自家用車も検討する必要があるかもしれません。
  2. セキュリティの課題
    マンションに比べて戸建では、防犯対策を自ら行う必要が出てきます。
    出入り口も多数あるため、念入りにするのであればホームセキュリティや各所に防犯カメラの設置なども検討する必要があるかもしれません。
  3. 維持管理の手間
    自分で屋根や外壁のメンテナンス、庭の手入れなどを行う必要があります。外装・内装については10年過ぎたころから、設備関連は20年を過ぎたころからお手入れが必要になってきます。また、定期的な点検も必要です。

まとめ

マンションと戸建、それぞれのメリットデメリットをまとめてみました。
大まかには、マンションは生活の利便性とセキュリティ、戸建はプライバシーとリフォームの自由度というところが大きくメリットになってきそうです。
今だけでなく将来の生活や資金計画なども考えたうえで選択したいですね。

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